〜止める筋〜

〜止める筋〜

フォロースルーを途中で止める筋肉はどこかご存知かしら?
肩関節屈曲70度〜90度、回内30〜45度、水平内転20〜45度、手関節屈曲20〜45度、肘関節屈曲20〜80度。

差はあってもほぼその範囲・程度。
打ちに行った後で空中で肩関節停止後、そのまま肩関節を後上方へほぼ水平伸展、やや外転。

静止しているだけでも大変で、移動力・重量を停止させるのは更に高負荷なのに、ほぼ同じ筋肉でさらに今来た後上方へ一直線のように引き上げる。

酷ですね。疲れるはずです。
故障するはずです。
根性で痛みは消えませんし回復しません。
もっと強く、もっと早く打てなきゃダメだ・・打てるわけがありません。

対策
筋関節に詳しくなく、筋肉名も、骨の名前も知らない学校の先生であると血管や神経の話をしても無理なのでしょうけれど・・
肩関節90度外転で固定した状態からの内旋による打ちを極力少なくする。
必要な場面は必ずあるのですが、内旋を止める筋肉はヒト肩関節には極々少数です。それに固定で済むケースはほとんどが威力を要求されない場面な腰に感じます。
肩関節90度外転で停止してからの内旋による打ちではなく、水平内転や下内方への移動を若干でも取り入れ、内方停止時には直線的な停止・引き抜き・返り動作ではなくループのような小さな円を描き、打ちの勢いを生かして反転させることで今来た方向へ返してあげます。
内方への移動時には既に外転方向のチカラを加えることになり、円で返すことを心がけると肩関節後方・背部への負担は最小限に抑えられます。

せめて、ケース毎に分けよう・・とだけでも思っていただけると子供達にとってはありがたいことになるような気がします。

・・文字にすると多いですが実際は大したことありません。
  単に筋肉だけでなく動静脈や神経も高い負担から解放されます。
  他の肩関節動作とも深く関わります。

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Posted by kinesio. at 2013年07月06日14:39

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